札幌医科大学附属病院 心臓血管外科

第27回日本冠疾患学会

和歌山
2013年12月13日（金）-14日（土）

2013.12.13

シンポジウム

• 「All in-situ arterial graftによるOPCAB-Aorta no touchの効果-」
  橘一俊

ビデオセッション

• 「当科における冠動脈瘻・冠動脈瘤に対する手術戦略」
  宮木靖子

一般演題

• 「当科におけるOPCABの工夫～術中on-pump conversionゼロへの取り組み～」
  柳清洋佑
• 「冠動脈バイパス術の周術期におけるTolvaptanの使用経験」
  山田広幸
• 「心拍動下冠動脈バイパス術後周術期における超単時間作用型β遮断薬の早期導入による有用性」
  渡邊俊貴

第75回日本臨床外科学会

名古屋
2013年11月21日（木）‐23日（土）

2013.11.21

要望演題ビデオ

• 「房室中隔欠損症に対する房室弁修復術」
  宮木靖子
• 「僧房弁形成術における心拍動下逆流試験の有用性」
  橘一俊

ポスター

• 「感染性腹部大動脈および腸骨動脈瘤に対するEVAR治療の遠隔期成績」
  伊藤寿朗

第66回日本胸部外科学会

仙台
2013年10月16日（水）－19日（土）

2013.10.16

クリニカルビデオ

• 「房室中隔欠損症に対する僧帽弁修復の工夫‐当科独自のrough-zone trimming法の応用‐」
  宮木靖子
• 「僧帽弁交連部病変に対する形成術の工夫」
  宮木靖子
• 「僧帽弁形成術におけるRetrograde cardioplegic beating testの有用性～水試験では検出できない遺残僧帽弁逆流の例～」
  柳清洋佑
• 「心拍動下逆流試験（RC-beating test）の理論的背景‐なぜ逆行性投与が良いのか？」
  橘一俊

一般口演

• 「In-situ arterial graftによるSequential吻合の有用性‐TTFMによるFlow patternの検討‐」
  橘一俊
• 「大動脈解離連合合併症を伴った急性A型大動脈解離の手術成績」
  黒田陽介
• 「術後評価で閉塞／狭窄を認めた冠動脈グラフトにおけるTTFM指標とグラフト血流変動の検討」
  上原麻由子
• 「僧帽弁前尖形成術(rough-zone trimming法)後のドブタミン負荷心エコー検査による弁機能評価」
  柳清洋佑

ポスター

• 「TOF根治術後の右心機能に対する肺動脈弁閉鎖不全の影響‐心臓MRIによる再評価」
  高木伸之
• 「脳血管病変合併症例に対するOff-pump CABG手術戦略‐周術期Strokeゼロをめざして‐」
  橘一俊
• 「乳児期の僧帽弁後尖腱索断裂に対する僧帽弁形成術」
  柳清洋佑

27th EACTS 回顧録

2013.10.05

札幌医科大学 心臓血管外科 山田 広幸

　この度、去る10月5-9日にオーストリアのウィーンにて開催された”the 27th EACTS Annual Meeting”に参加する機会を頂いたので概要を報告させて頂きます。
　恥ずかしながら、卒後3年目、入局初年度の自分に自らの発表演題はありませんでした。今回は「若手に国際学会の経験を」というご厚意に甘え、樋上教授、宮木先生に率いられ、同期の渡邊と共に参加させて頂きました。

　新千歳を発ち、成田-ロンドンを経由しウィーンまでの道のりは、乗り継ぎを含めるとおよそ24時間を要しました。日本との時差は7時間、北緯48度に位置するオーストリアの首都ウィーンは、10月上旬でも最低気温は5℃を下回る寒さでした。
学会会場はドナウ川のそばにあり、ホテルのあるウィーンの中心部からは地下鉄で10分程の距離でした。

　地下鉄の駅に向かう途中、美しい西洋の町並みの中にあるシュテファン寺院やホーフブルク宮殿など壮大な建築物に感銘を受けました。非日常的な環境に興奮を覚えた一方で、気が付けば現在地を見失い、教授との待ち合わせに遅刻寸前という憂き目にも遭いました。方向音痴ではないと自負していた自分も、近頃は携帯電話の地図とGPSに頼り切っていたことを痛感しました。

　学会1日目は”TECHNO-COLLEGE”でした。TAVIは勿論のこと、カテーテルによるvalve in valveの僧帽弁置換術、僧帽弁輪形成術、またtransapical-accessによる大動脈ステント留置など低侵襲/非開胸手術に該当するテーマが多くを占めました。開胸手術に憧れて心臓血管外科を志した自分は幾分複雑な気分ではありましたが、見慣れぬデバイスの数々にこの業界の未来を感じました。そのほか、今年は3D映像を用いたライブ手術などの新たな試みもあり、非常に興味を持ちながら楽しむことが出来ました。

　2日目は”POSTGRADUATE COURSES”であり、若手の外科トレーニング環境についての講演の後、自分は主に”Acquired Cardiac Disease”のセッションを聞きました。やはりここでも経カテーテル治療など低侵襲な治療に関連した話題が多かったように思います。
　3-5日目は”ANNUAL MEETING”でした。今回の演題は343題(うちフィルム19題)であり、日本からの演題はフィルム2題を含む計33題でした。自分は前日同様に”Acquired Cardiac Disease”のセッションを中心に聴きました。英語の苦手な自分は、抄録を片手にスライドを見ながら理解するのが精一杯であり、なかなか口演内容の理解には至りませんでした。さらには活発に交わされる質疑応答などは全く分からぬ場面があり、語学力不足を悔やんだ一方で今後の英語学習の良いモチベーションになりました。

　今回は「国際学会を経験する」との理由で同行させて頂きましたが、将来いずれは自らの演題を携えてEACTSに参加したいと感じました。当教室の諸先輩方にも同学会の発表実績が多数あるというのも非常に良い刺激になっております。
　まずは地方会、全国会、アジア国際学会…と、いずれは今回のような世界規模の学会で発表する機会を得るべく日々精進しようと思います。
　また過去にEACTSに参加された諸先輩方からは、移動に関するトラブルが多々あったように伺いましたが、今回は幸い何のトラブルも経験することもなく帰国することができました。

　最後に、このような貴重な機会を下さった樋上教授をはじめとする教室の皆様に心より感謝申し上げます。

シュテファン寺院

ホーフブルグ城

学会会場

3Dライブ手術

第18回日本冠動脈外科学会

福岡
2013年7月11日（木）-12日（金）

2013.07.11

シンポジウム

• 「All in-situ arterial graftによるOff-pump CABG-Sequential ITA graftingの有用性-」
  橘一俊

一般口演

• 「右胃大網動脈グラフト評価におけるTransit-time flow measurementの限界とその応用」
  上原麻由子

The Society for Heart Valve Disease 7th Biennial Congress

Venezia
June22-25

2013.06.22

Poster Session

• 『Novel Anterior Mitral Valve Leaflet Repair By Trimming And Sutute,”Rough-zone Trimming Procedure”』
  Yasuko Miyaki

第41回日本血管外科学会

大阪
2013年5月29日（水）-31日（金）

2013.05.29

一般演題

• 「術後血液検査データから見た弓部大動脈置換術時の低体温循環停止許容時間」
  伊藤寿朗

ポスター

• 「EVARにおけるIFUの意義」
  小柳哲也

第113回日本外科学会

福岡
2013年4月11日（木）-13日（土）

2013.04.11

ビデオフォーラム

• 「僧帽弁形成において安定した成績を保つための形成術式－当科独自のrough-zone trimming法を中心として－」
  宮木靖子
• 「冠動脈バイパス術後の再開心術の戦略」
  橘一俊

第43回日本心臓血管外科学会

東京
2013年2月25日（月）-27日（水）

2013.02.25

一般演題

• 「EVAR術後フォローにおけるエコー検査の有用性について」
  小柳哲也
• 「僧帽弁前尖形成の術式とその限界」
  宮木靖子
• 「Total arterial no touch Off-pump Coronary Artery Bypass Graftingの現状」
  橘一俊
• 「僧帽弁前尖形成術(rough-zone trimming法）後のドブタミン負荷心エコー検査（中間報告）」
  柳清洋佑

ポスターセッション

• 「左開胸、腋窩送血、低体温循環停止を用いた解離性胸部および胸腹部大動脈瘤の治療成績」
  伊藤寿朗
• 「腹腔内動脈レベルまで挿入を必要とした胸腹部大動脈瘤のステントグラフト手術」
  奈良岡秀一
• 「心内膜床欠損症に対する僧帽弁形成術の工夫」
  宮木靖子
• 「僧帽弁位活動期感染性心内膜炎に対する弁形成術」
  宮木靖子
• 「僧帽弁形成術における逆行性心筋保護した心拍動逆流試験の確実性」
  橘一俊
• 「僧帽弁位感染性心内膜炎に対する外科治療成績」
  中島智博

第15回日本成人先天性心疾患学会

東京
2013年1月19日（土）-20日（日）

2013.01.19

一般演題

• 「成人先天性心疾患における僧房弁形成術」
  橘一俊

ポスターセッション

• 「姑息手術に起因する右肺動脈閉塞性病変に対するファロー根治術後再手術の二例」
  高木伸之