第22回日本冠疾患学会集会
東京
2008年12月12日・13日
2008.12.12
シンポジウム
- 『CABG合併症例における術式コンセプト』
札幌医科大学第二外科 山内昭彦
2008.12.12
2008.11.27
2008.11.05
2008.10.12
2008.09.13
今回ポルトガルのリスボンにて開催された22nd EACTS Annual Meetingに参加し、発表する機会を得たのでその概要を報告します。
会場は、リスボン市内から南西のテージョ川にかかっている全長2278mの4月25日橋の近くにあります。この学会会場からは世界遺産であるベレンの塔やジェロニモス修道院が歩いて行ける距離にあり、会場は2001年のEACTSを行った会場ですので、すぐに行くことができました。9月13,14日の土日でTechno-Collegeと教育セミナーが開催され、Annual Meetingは14日から3日間で開催されました。
今回の発表者はなんと当教室から、渡辺 敦、栗本義彦と私の3人であり、一つのEACTSで3人も発表したのは教室の50年の歴史の中でも初めてではないかと思います。大血管は採用が7題しか無く、そのなかで日本人が3題で、うち2題を栗本義彦と私で発表しました。さて、プログラムですが、今年は1日目と2日目で通常の発表は終了し3日目はEmergency surgeryを特集で行っておりました。したがって昨年の採用演題が236題であったのに対し、今年は180題とFilmが19題の合計199題でした。ヨーロッパが中心ですが全世界からCardiothoracicの演題が提出されております。日本からの採用演題は呼吸器縦隔11題、先天性心疾患8題、心臓関係3題、大血管3題の計25題であり昨年の19題より多く採用されておりました。
渡辺 敦先生は呼吸器外科は世界をみわたしても日本が一番最先端を進んでいるとおっしゃっておりましたが、それがそのまま採用演題数に反映しているようです。
当科は比較的EACTSには多く採用されていて、ここ10年間では
以上のように毎年採用を繰り返しており、このような日本の施設は珍しいのではないかと思っております。
世界の中の胸部外科の3つの大きな学会である、AATS,STS,EACTSに採用される事はとても難しい事ですし、特に採用の難しいAATSでは当科の臨床内容で発表した先生はいませんので、今後は教室の若い先生にぜひともがんばっていただき、臨床ならびに研究面でAATSで発表できるような世界に誇れる優秀な医師になっていただきたいと思います。
川原田修義
2008.09.04
2008.09.02
2008.07.25
2008.07.16