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手術方法

下肢静脈瘤

静脈瘤外来 月曜日

下肢静脈瘤は我々、心臓血管外科において最も頻度の多い疾患です。年齢分布は幅広くその頻度は全人口の10%という統計もありますが、静脈瘤の程度により様々なので実際にはもう少し多いと推定されます。

まず最初に重要な事は、下肢静脈瘤は生死に関わる疾患ではありません。必ず 手術をしないといけない疾患ではなく、一生うまく付き合っていくことも可能です。以下のような症状をお持ちの方は御気軽に外来(月曜日:静脈瘤専門外来)にいらしてください。外来にて検査を施行し患者さまと相談し、治療方針を検討します。

下肢静脈瘤の症状

下肢静脈瘤の症状

  • 足がだるくなる
  • 足がむくむ
  • 足が重い
  • 足がほてっている
  • 寝ていると、よくこむら返りを起こす
  • 皮膚に色素が沈着する
  • 皮膚に潰瘍ができる

下肢の表面が膨れていて
上記の症状がある場合、外来にて御相談下さい。

下肢静脈瘤の原因

下肢静脈瘤の原因長時間の立ち仕事、妊娠をきっかけとして下肢の静脈の弁が傷んでしまうことが原因です。一旦拡張すると元に戻ることはありません。

治療方法

『弾性ストッキング』『外科治療』を選択します。

『外科治療』
ラジオ波による血管内治療
ラジオ波による血管内治療当院では2015年よりラジオ波機器を用いて治療を施行しています。創部としては膝部に一箇所切開を行い、また下腿に静脈瘤がある場合は同時に瘤を切除しています。
外来にて詳しい方法を説明を行います。
抜去切除術(ストリッピング手術)
抜去切除術(ストリッピング手術)外科手術の方法の一つです。
瘤化した静脈瘤を抜去します。創部は1cm程度の創部が数カ所できます。(鼠径部,下腿)
硬化療法
静脈瘤の箇所が限局している患者さまにはその静脈に対して硬化療法を行います。拡張した血管に硬化剤を少量注射して静脈瘤の血流を途絶えさせる方法です。

  ラジオ波による血管内治療 抜去切除術 硬化療法
長所 創部が少ない
手術時間が短い
再発が少ない 局所的治療
短所 再疎通の可能性がある
血栓形成の可能性
全身麻酔が必要 治療できる病変が限定される
『弾性ストッキング』

下肢静脈瘤の症状は血管が拡張することによる症状です。下肢の血管の拡張を改善するのにストッキングを履いて下肢を圧迫して症状を軽減させます。体に対する 侵襲なく非常に効果があります。外来に来られた患者さまにおいて早急に手術が必要な場合以外はこの方法を勧めています。

検査

『血管エコー』

血管エコー外来では侵襲の無い血管エコー検査を行います。
静脈瘤の診断では 10 分程度です。手術が決定した場合には30分程度要して診断を行います。

 

『造影CT』

造影CT静脈瘤形態が複雑な事が予想される患者様においては右のように造影CTを行う事があります。造影剤使用、放射線検査になるので患者様皆様に行うわけではありません。

 

患者さまへ

『なんとも無いと思っていたからそのままにしていた』
『新聞を見ていたら、静脈瘤は怖い病気だと書いてあった』
『絶対手術しないとダメですか?』
『20年前くらいからあったけど、なんとも無いから様子みていた』
『血管が浮き出ていて、これまで温泉に入れなかった』

など、下肢静脈瘤をお持ちの患者さまから相談を受けます。
ホームページ上に記載できる情報量は限られております。
下肢静脈瘤にてお悩みの方は一度、下肢静脈瘤外来受診して下さい。