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治療疾患

虚血性心疾患

虚血性心疾患のなかでも頻度の高い病気は、狭心症や心筋梗塞であり、これらに対する外科治療として冠動脈バイパス術を行っています。心臓は全身に血液を送るポンプですが、そのポンプを動かす動力源のパイプラインが冠動脈です。ここに狭窄や閉塞をきたし十分な酸素供給ができなくなった状態が狭心症です。放置すれば急性心筋梗塞で命を失うことになりかねません。

冠動脈01冠動脈04血管03

カテーテル治療はその狭い悪い血管の治療で現在でもその再狭窄は大きな問題です。しかし、冠動脈バイパス術(別の血管で狭窄の末梢へ新しい道を作る)は、冠動脈の狭窄部分の末梢側に別の血管をつないで別の血の流れをつくる、いわゆる道路でいうバイパス道路(渋滞を解消する高架道路)と同じ考えで行われる血行再建術のことをいいます。これは良い血管への治療で、その最大の利点は10、20年先までのquality of lifeを考えた長期予後の改善です。当科では、狭心症・心筋梗塞に対して,人工心肺を用いない冠動脈バイパス術(OPCAB)を施行しております。この手術方法は、手術成績、長期成績、QOL(生活の質)の著しい改善をもたらすばかりでなく、ご高齢の患者さまや、脳梗塞・腎不全などの合併疾患を有する重症患者さまにも安全に外科治療を受けて頂ける利点があります。

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